文字によるコミュニケーション

 

コミュニケーション全般が得意ではないのだが、特に文字によるコミュニケーションが苦手でいつも苦労している。

文字によるコミュニケーションは、メール、LINE、Twitterのリプライなど日常の多くのところにあるもので、会話によるコミュニケーションと比較して相手と時間、場所を合わせる必要がなく互いの活動を阻害せずにコミュニケーションを取ることができるという利点がある。だが、僕はこの、相手と時間を共有せずに文字の発信のみによってコミュニケーションを取る、というのがとても苦手だ。苦手な理由として考えられることは3つある。1つめは僕の作文能力が低いこと、2つめは逐一相手の反応を窺って適切な表現を探ることができないこと、3つめはコンテクストの把握が難しいことだ。

1つめに関してはこのブログをお読み頂きたい。作文能力に限らず、僕は表現する能力が低いが、これは、表現するのが苦手→相手の表情、言動を読み取り最小限の表現で場をしのぐ→表現力が育たない、という負のスパイラルが続いてしまった結果だと思っている。作文能力のみに関して言えば、読書をあまりしなかったのが良くなかったとも思っていて、できれば時間を見つけて読書をしたいのだができていない。

2つめが大きな負担となっている部分で、会話であれば相手の反応から表現を修正することができるが、文字によるコミュニケーションでは相手の反応は想像することしかできない。想像のもとになっているのは過去のコミュニケーションの履歴であるが、同じコミュニケーションを繰り返すことはないのだから、実際に反応が返ってくるまでそれが正しかったのかはわからない。どうも僕は人に嫌われたくないという思いが強いらしい。

3つめは僕がコミュニケーションにおいて大切にしている、コンテクストに関する部分である。文字によるコミュニケーションにおいても当然コンテクストは存在するが、会話によるコミュニケーションと比してその把握は難しい。早く返信すべきか、何についてどの程度の内容の返信が求められているのかといった情報は、メールであれば明示的に与えられている場合が多いが、その他においてはそうでない場合がほとんどである。

以上の3つが僕が文字によるコミュニケーションが苦手である理由である。考えすぎなのだと思う。もっと楽に生きたい。大学生になってから、こういった、しょうもないが活動に影響を及ぼす問題の解決に意識的に努めているつもりで、多少なりとも過去の自分から変われたと思っているが、まだまだである。変わりたいと同時に大きく変わりたくはないと思っているうちはこの程度なのだと思う。

 

おまけ

院試には合格しました。来年度から大阪暮らしです。宇宙物理理論をやります。合格してしまってはネタにならないのでおまけで書いておきます。

 

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