12月11日

 

国会と 最高裁に 行きました。

12月11日、友人のK.如才(以下 K)と国会議事堂、最高裁判所、国立国会図書館に行った。Kも当日のことを彼のブログ「K鳴狗盗」で紹介しているので、併せてご覧ください。
K鳴狗盗:12/11 午後: https://k-makes-it.blogspot.com/2018/12/1211.html

僕もKも東京に在住するのは今年度限りである。Kはよく東京散策をしていたので、僕が最高裁に行きたいと思っているという話をしたところ、彼も行きたいと思っていたらしく一緒に行くことになった。最高裁のホームページを見ると15件ほどの開廷期日情報が載っていたが、僕もKも覚せい剤取締法違反の裁判に興味を持ったので12月11日に最高裁に行くことにし、ついでに国会にも行くことにした。

裁判は15時からだったので、その前に国会に行くことにした。僕は渋谷から半蔵門線に乗り、永田町駅で降りて国会議事堂に向かった。それらしい建物があったのでそれらしい入口のところで待っていたが、彼の姿は見当たらないので連絡を取ってみたところ、彼は国会議事堂前駅にいたようだ。彼が正門のほうに行くと言うので、自分のいる場所を改めて確認したところ、自分のいる位置は議事堂の裏だった。人と待ち合わせをする際は片方が動いてもう片方は止まって待っているのが定石であるが、僕は止まって待っているのが嫌だったので何も考えずに正門のほうへ歩き出した。正門に着いても彼の姿は見当たらないので改めて確認すると、参観者の入り口は裏で合っていたらしく、彼は裏にいると言う。どうやらそれらしい入口が正しい入り口だったようだ。せっかくなので議事堂を一周して元の場所に戻ったが彼の姿はもうそこにはなかった。13時開始の参議院参観ツアーに行ってしまったらしい。僕はちょうどそれには間に合わなかったので衆議院のほうへ行ってみると、こちらはツアー形式ではなくいつでも入れるらしいので、衆議院の参観をすることにした。参観前に手持ち式の金属探知機で調査され、スマホと財布とベルトが反応したのでそれらを見せた。もし常日頃から鉄板を持ち歩いていたらここで「ピピー(探知機の音)、これは何ですか?」「鉄板です」ってなって面白いのではと思ったが、これを後でKに話したところ、ネタのために金を払って物を買うのはおかしいという反応をされた。社会見学の小学生に混じって1時間程度で参観したが、とりあえず入ってみたかっただけなので天井高いなとか議場は意外と狭かったなというくらいの感想しか出てこない。小学生集団に混じったせいで感想まで小学生並みになってしまった。

国会参観を終え、ようやくKと合流した。Kはその日の午前に何が起こったかを感じさせない、いつも通りの様子であった。覚せい剤関連の裁判であるので彼はカバンの中にエス(Sugar)を忍ばせてきたと言う。カバンにそれらしい粉を仕込んでこようと言い出したのは確か僕だったが、僕はそれをすっかり忘れていて、ついでに昼食を食べるのも忘れていたのでコンビニで肉まんを買って食べた。Kはあんまん派らしい。最高裁に入ると手荷物はロッカーにしまうよう言われたので結局カバンにそれらしい粉を仕込むというネタは成立しなかった。

その裁判の内容は「判決」であった。僕は事前に調べて判決が5分足らずで終わってしまうらしいとは知っていたが、本当に5分足らずで終わってしまったら不謹慎にも笑ってしまうであろうことを恐れていた。開廷すると裁判長が判決文を述べ始めた。裁判の内容については下調べをしていなかったので、何が何やら全く分からなかったが、二審には事実誤認がありこれを支持することは著しく正義に反するらしい。裁判は本当に5分足らずで終わってしまったが、何が起こったか理解ができなかったため、笑うこともできなかった。

裁判があまりにも早く終わったためどうしようかと思ったが、Kが国会図書館に行きたいというので、行くことにした。さぞかし大量の本があるのだろうと楽しみにしていたが、本は厳重に管理されており手軽に見ることはできなかった(見たい本を申請すると書庫から本が出てきて、それをカウンターまで取りに行く)。そこまでして見たい本はないなと思い、見れる範囲を一通り見たあと帰ることにした。

後になって調べてみると、裁判は詐欺事件の受け子についてのもので、一審は有罪、二審は受け子役が詐欺に加担していることを知らされておらず、それに気づくこともできなかったとして無罪、最高裁は二審を棄却して一審を支持した、ということらしい。弁論が行われる裁判を見るには裁判員裁判を見るのが良さそうなのでそのうち行こうと思う。

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