修論

 

最近は修論を書いていた。

修論は思っていたよりも辛かった。今年度は研究が思ったように進まず、当初の予定を達成できなかったので、未完成の研究を修論としてまとめなければならなかったからである。僕は博士課程に進学するので、修論の完成度を上げることよりも研究を進める方を優先したのだが、そのせいで修論の完成が遅くなってしまい、色々とごたごたした。どうせ未完成ならばもっと前に書いてしまえば良かったと今では思っているが、研究を進めることを優先した当時の選択には後悔していない。今年度の研究が思ったように進まなかった時点でこのようにならざるを得なかったのだと納得している。

二十歳を過ぎたあたりから物事の判断基準が安定してきたので、過去の選択に対して後悔することがほとんど無くなってきた。自分の選択に納得できるのは良いことだと思うが、納得して現実を受け入れるのはストレスがかかる。

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